読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

涼宮ハルヒの驚愕(後) 初回限定版 谷川流著 角川スニーカー文庫 2011年

 シリーズ第11巻。
 ネタばれあります、すみません;

 α:SOS団に入団が許された渡橋ヤスミはその可愛らしさで朝比奈みくるの心を鷲掴み、ホームページをリニューアルしてハルヒの信頼も得た。古泉曰く、彼女の後ろには何の組織もついていないとか。でもヤスミの行動は謎に満ちている。いきなりキョンの家に押し掛けたり、部活後の部室にキョンを呼び出したり。そしてキョンは、ヤスミと会うために再度部室を訪れた。

 β:長門有希へのお見舞いに忙しいハルヒの代わりに、部室の留守番をこなすキョン。だぶついた制服を着た謎の女の子に会った夜、キョンのもとに佐々木から電話が入る。翌日、藤原・橘と佐々木、キョンは待ち合わせて北高へ。そこに展開されていたのは佐々木の閉鎖空間だった。
 佐々木の閉鎖空間に閉じ込められたキョンは、藤原の言うまま文芸部部室を訪れる。そこには謎の少女と、もう一人のキョンがいた。

 そしてキョンは、ヤスミの導きで融合された。外を見ると、佐々木とハルヒの閉鎖空間が混在している。驚く藤原の前に古泉と朝比奈さん(大)が現れた。朝比奈さん(大)と藤原で交わされる謎の会話、どうやら藤原には朝比奈さんへの執着があるらしい。藤原は九曜の協力を得て閉鎖空間にハルヒを呼び出し、ハルヒの命を奪おうとする。彼女を助けるため、身を挺したキョンは一瞬のうちに時間を遡行、最終的に落ち着いたのは一ヶ月後。そしてその間に、全ては解決しいていた。
 はたして藤原の目的は、ヤスミの正体は。古泉が推測し、キョンに真相を語る。…

 
 う~ん、ハルヒ無敵。こりゃ誰もハルヒに勝てないわ。
 なるほど、前作『涼宮ハルヒの分裂』から何でこんなに間が空いたのか確かに分からない。だってこれちゃんと最後まで考えて作ってある作品じゃん。『分裂』でもうきちんと伏線引いてあった訳だし。…というか、その前から。谷口に彼女がいたの、かなり前の本でしたよね。
 でも忘れてる所は多々ありまして、キョンって佐々木の閉鎖空間にも入ったことあったっけ?(←こらこら;)。
 相変わらず「さっさと話進めようや」と思う所はあったのですが、面白かったです。国木田くんはいつ鶴屋さんを見初めたのかしら。知らない所でロマンスが進んでるなぁ。古泉とキョンも、見ようと思ったらヨコシマに見られないこともないし(苦笑;)。
 そうそう、ハルヒキョン関学行くんだ~。時計塔と芝生、ってったらあそこですよね。市内一周進学コース(笑)。