読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

ヒカルの碁 12~17巻  原作 ほったゆみ/漫画 小畑健  集英社ジャンプ・コミックス

 (12巻)
 遂にヒカルが、歴戦の猛者達がひしめくプロの道を歩みだした。最初の舞台は、デビュー前の新人とトップ棋士とが対局する新初段シリーズ。アキラの父・塔矢行洋名人が、その対局相手にヒカルを指名してくる。自分が対局したい、と言い張る佐為。15目以上の勝ちを狙うという条件で、ヒカルは佐為に打たせる。

 (13巻)
 プロデビューを果たしたヒカルのプロ第一戦目の相手がアキラに決定。二人とも待ちに待った対局であったが、アキラの父・塔矢行洋が倒れ、対局は流れる。だがそのおかげで、病室の塔矢名人と佐為の対局がネット碁で実現する。

 (14巻)
 碁を極めんとする者同士、佐為と塔矢名人によるネット碁がいよいよ決着の時を迎える。神の一手に近付いたのは、果たしてどちらの天才棋士か!? その対局が終わった時、佐為は自分の運命を悟る。ヒカルと倉田六段が同色の碁石を使って対局する白熱の一色碁も収録!!

 (15巻)
 プロ棋士としてさらなる高みを目指し、その未知なる可能性をうかがわせるヒカル。しかしその一方で、ヒカルを囲碁の世界に導いた佐為に、抗うことのできない運命が待ち受けていた。その瞬間は突然やってくる。ヒカルは佐為を探して本因坊秀策の足跡を辿る。

 (16巻)
 前回のプロ試験で合格を逃した伊角が、親善試合のため中国へ。彼はその地で、中国棋院の猛者達を相手に修行を開始する。一方、佐為が消えてから囲碁を避けていたヒカルが、帰国した伊角の願いで久々の対局に臨む。

 (17巻)
 佐為が消え、自分の力だけを頼りに棋士の高みへと歩き出したヒカル。一方、その傑出した強さで、歴戦の棋士達を脅かす存在となったアキラ。日本囲碁界の新時代を背負うであろうその二人が、遂に真の初対局を迎える!!


 絵がどんどんリアルになっていきます。…ちょっと前の絵の方が好きだったかも。回想場面の筒井さんがえらく大人になってるし。
 高永夏の名前とか13巻でもう出てたんですね。色々伏線は引いてあったものの、ここで終わってた方がよかったんではないかなぁ、とやっぱり思ってしまう。どうしても物語としては奇麗な気がするし。
 倉田さんとの一色碁の辺り、佐為はまるきり出てなかったんですね、改めて読んでちょっと驚きました。佐為が消える(爪先も薄くなったりしてるし)予兆も色々細かく描かれていたあような。佐為が消えた後のヒカルは痛々しくて、漸く佐為の実力に気付いて「佐為に打たせればよかった」と後悔する場面は印象的でした。
 一巻分まるまる伊角さんの武者修行にあてて、ヒカルとの因縁の再試合。それがまたヒカルの碁のきっかけになる。塔矢行洋戦の前、あかりちゃんと碁を打って神経を鎮めた佐為、アキラ戦の前にやはりあかりちゃんと打つヒカル。繋がってるんですよねぇ。
 アニメでは声だけ出て来たヒカルのお父さんを、佐為役の千葉進歩さんが演じたんですよね。この辺りも、作品が愛されてるのが伝わって来たのを覚えてます。