読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

鋼の錬金術師 26・27巻  荒川弘著  少年ガンガンコミックス

 とうとう最後まで祥さんにお借りしました、祥さん長々ありがとう。
 ネタばれしてます、すみません;

 日蝕エドたちを人柱に使い、国全体を錬成陣に、アメストリス国民全員を賢者の石にして、ホムンクルスは地球の扉をこじ開け、自分の身に「神」を宿らせる。国中の人々が倒れ、人柱となった5人とメイ・リンのみが生き残り、錬金術も使えなくなった絶望的な状況で、ホーエンハイムが密かに描いていた錬成陣が発動した。
 日蝕の影、月の本影を使った錬成陣。これにより国民の魂はホムンクルスの体内を離れ、自身の身体に戻る。賢者の石を失ったホムンクルスは、身のうちの「神」を持て余し始めた。加えて、スカーは再び始まったラースとの死闘に勝ち、兄の錬成陣を発動させる。錬丹術を使った錬成陣は、エドたちの錬金術の使用を可能にした。
 エド達の攻撃に、ホムンクルスは屋外に出て直接人の魂を取り込み、賢者の石を錬成し始める。残されたエドはセリムを倒し、ホムンクルスの後を追う。
 
 賢者の石を使い切らせるため、ホムンクルスへの攻撃が始まった。その反撃を受けて、エドの鋼の腕が破壊される。エドの危機に、アルが自分の魂と引き換えにしてエドの右腕を取り戻す。グリードも加わった人間の総攻撃に、ホムンクルスはとうとう「神」に呑み込まれる。
 エドはアルの鎧を前に、アルを取り戻すための代価を考える。…


 「立てよ ド三流」「オレ達とおまえとの 格の違いってやつをみせてやる!!!」

 この台詞が最終巻でまた出て来るんですよねぇ。
 まぁ、見事な完結っぷり。見事な大団円、見事なハッピーエンド。先にアニメで見てはいたんですが、今までの伏線がどんどん回収されていくさまは見ててわくわくしました。エドの腕が取り戻されるくだりとか盛り上がりましたね~。
 地球の真理の扉が開く辺りは、やっぱりエヴァンゲリヲンの影響大なのかなぁとも思いつつ。セリムやホーエンハイムがぼろぼろになっていく有り様、デジタルノイズが走る描写は新鮮でしたね、素直に好き。そして、最後までセルフパロディで締めるんですよねぇ(笑)。作者自身にやられたらもう誰も敵わないさ(笑)。
 錬金術が使えるアルの方が無敵なんじゃないかと思うのに(喧嘩もアルの方が強いんでしょ?)、キメラがボディガードにつくのはアルの方なのね~。エド、嫌われてる?(笑)
 4月からは少年サンデーで連載だとか。この安定感は確かにサンデー向きな気がします。楽しみにしてよう♪