読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

お釈迦様もみてる~自分応援団  今野緒雪著/ひびき玲音イラスト  集英社コバルト文庫  2010年

 『お釈迦様もみてる』シリーズ4作目。
 体育祭。

 花寺学院高校の体育祭はクラス対抗戦。でも何故か盛り上がっていない。クラスでは淡々と出場種目が決められ、祐麒が出る種目では合同練習もなく冷めた雰囲気。その一方で熱く練習に勤しむ種目もあり、意気込みの温度差に祐麒は困惑する。クラスメイトの小林は何かを知っている様子、でも尋ねても語らないしそのうち祐麒を避けるようになった。
 さりげなく柏木優に見守られながら、体育祭当日。源氏にも平氏にも参加していない祐麒は、つまらないなら自分が面白くすればいい、と自分を奮い立たせる。…

 そうか、文化祭の前に体育祭があったか。とか言いながらちょろちょろ出て来るんですけどね、文化祭の話題。やっぱり柏木先輩の行動は後輩たちにとっても「ようやるわ」なようで。
 源氏と平氏、どちらにも参加していない祐麒は、裏を返せばどちらにも参加している柏木と同じ立場。でも柏木優は圧倒的なカリスマだからな~(笑)。一年生の頃もぶっちぎり、って先輩からの覚えも目出度かった訳ですよね、柏木さんを可愛がった先輩ってのも見てみたいわ。
 さて、次で文化祭でしょうか。山百合会の懐かしいお姉さま方が見られるのは楽しみです。