読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

百姓貴族 1巻  荒川弘著  新書館  2009年

 ――――百姓万歳!!!!!!
 マンガ家になる前は北海道で七年間、農業に従事していた荒川弘
 牛を飼い、野菜を作り、クマに怯え、エゾシマリスに翻弄される――
 年中無休で働き、切ない想いも多々あるハードなお仕事。
 「水がなければ牛乳を飲めばいいのに」。
 なんたって“百姓貴族”ですから!!
 知られざる農家の実態を描いた、日本初☆農家エッセイ登場!!       (裏表紙の紹介文より)

 友人・祥さんにお借りしてます、随分長いこと借りてるよね、いつもありがとう。
 以前の職場にいた愛媛出身の方の一言。
 「関西に来るまで、みかんを買うなんて考えたこともなかった」
 農家の方じゃなかったんですけどね、みかんは貰うもの、と言う認識だったそうで。それを言うなら私も、ビワやいちじくは「庭に生るもの」なんですけど。完熟じゃないビワやいちじくなんてどこが美味しいのやら(ふふん)。その代わり収穫期には鳥との攻防が待ち受けます。
 荒川さんとこは野菜から魚(鮭)から鹿肉、牛乳、牛肉まで自家製なのね~。でもあのタフネスさがなければ得られないのか、これは私には無理だわ~(笑)。農業高校の皆さんも、何であんなに元気なのやら。みんな一瞬で勇者になるんだね(しみじみ)。馴染みのない私でも笑えたんだから、農家の、特に北海道の皆さんには、どのネタも「あるあるこんなこと」って大爆笑なんでしょうね。
 野菜や米中心の農家ではなく、酪農家でもあるからでしょうか、あの命に対する明るいシビアさ。はがれんの原点を垣間見た気分です。丁度アニメもクライマックスに向けて盛り上がってるし。
 そうそう、牛乳を直接口でキャッチするネコ、私TVで見たことあります。…あれ、荒川さんちのネコだったのか…。