『狼と香辛料』シリーズ11冊目。短編集第二弾。
狼と黄金色の約束
旅の途中、新しい植民の村を見つけたホロとロレンス。ロレンスは新しいお得意様を見つけたとほくほく顔、難読な教会文字を読んでやって土地争いのケリをつけ、恩も売りつける。だがホロは何故か不機嫌。そのうちロレンスは、村人から村の土地の基準点を決めてほしい、と依頼される。動いたのはホロだった。…
旅の途中、新しい植民の村を見つけたホロとロレンス。ロレンスは新しいお得意様を見つけたとほくほく顔、難読な教会文字を読んでやって土地争いのケリをつけ、恩も売りつける。だがホロは何故か不機嫌。そのうちロレンスは、村人から村の土地の基準点を決めてほしい、と依頼される。動いたのはホロだった。…
…この決め方でいいのかなぁ。何だかちょっと疑問なんですけど;
狼と若草色の寄り道
小春日和に草原で昼寝をしようか。ロレンスの提案に頷くホロ。そのため森を抜けようとするが、どうも道に迷ってしまったらしい。…
小春日和に草原で昼寝をしようか。ロレンスの提案に頷くホロ。そのため森を抜けようとするが、どうも道に迷ってしまったらしい。…
…二人がいちゃいちゃする話。…もう勝手にやってくれ(笑)。
黒狼の揺り籠
女商人エーブがまだフルールと名乗っていたころ。フルールを貴族の地位ごと金で買った夫も商売に失敗して死んだ。夫の使用人だったオーラーに商売のいろはを教わりながら、女中のベルトラに世話してもらう日々を送る中、フルールはセールス上手な若手商人ミルトン・ポーストと出会う。貴族ポースト家の第二側室の三男坊として生まれた彼は、フルールの以前の姿を知っていた。似たような境遇ながら商人としての誇りを持って動く彼に惹かれるフルール。貴族に売る服を仕入れるために出資してくれというミルトンの申し出を、フルールは快諾する。商会とミルトンとフルール、三人で契約書を交わしたが、そこには大きな落とし穴があった。…
女商人エーブがまだフルールと名乗っていたころ。フルールを貴族の地位ごと金で買った夫も商売に失敗して死んだ。夫の使用人だったオーラーに商売のいろはを教わりながら、女中のベルトラに世話してもらう日々を送る中、フルールはセールス上手な若手商人ミルトン・ポーストと出会う。貴族ポースト家の第二側室の三男坊として生まれた彼は、フルールの以前の姿を知っていた。似たような境遇ながら商人としての誇りを持って動く彼に惹かれるフルール。貴族に売る服を仕入れるために出資してくれというミルトンの申し出を、フルールは快諾する。商会とミルトンとフルール、三人で契約書を交わしたが、そこには大きな落とし穴があった。…
三本目がなかなか読み進められませんでした。だってあんな性格になってしまってる以上、フルールが酷い目にあうのは察しついてしまうもの。バッドエンディングだと判ってて読むのは辛いよなぁ;
ミルトンが故意にフルールを騙したのではなかった、というのがせめてもの慰めでしょうか。商会、詐欺行為してるじゃん。信用だ何だってよく言えるよなぁ、心が冷えるわ。
フルールはミルトンを手に掛け、エーブとなりました。ミルトン・ポーストの名前をどう書き変えたらエーブになるのか判りませんが、決死の覚悟ですさんでいく人を見るのは辛いものです。
ミルトンが故意にフルールを騙したのではなかった、というのがせめてもの慰めでしょうか。商会、詐欺行為してるじゃん。信用だ何だってよく言えるよなぁ、心が冷えるわ。
フルールはミルトンを手に掛け、エーブとなりました。ミルトン・ポーストの名前をどう書き変えたらエーブになるのか判りませんが、決死の覚悟ですさんでいく人を見るのは辛いものです。