生徒総会の余興で『安来節』を踊るよう命じられた祐麒。資料を集めようと図書館に行くと、見知らぬ上級生に追いかけられ、図書カードは失くすわ生徒会室は荒らされるわ踏んだり蹴ったり。タイミングを失ってぐずぐずしている所を柏木優に一喝され、漸く本腰を入れて『安来節』に取り組み始める。図書カードは出てくるし『安来節』のビデオは借りられたし、事態は好転するかに見えたが、生徒総会当日、祐麒は学院の物置小屋から出られなくなってしまう。先に閉じ込められていた中等部の学生を壊れた屋根から送りだした後、でも救出が待てず、自力で脱出する祐麒。友人も生徒会の面々も、祐麒を信じて待ってくれていた。柏木優に至っては、「烏帽子親」として責任を取ろうとしていた。…