読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

お釈迦様もみてる~学院のおもちゃ  今野緒雪著/ひびき玲音イラスト  集英社コバルト文庫  2009年

 『お釈迦様もみてる』無事シリーズ化です。第二弾。
 五月の第二土曜日、生徒総会まで。

 生徒総会の余興で『安来節』を踊るよう命じられた祐麒。資料を集めようと図書館に行くと、見知らぬ上級生に追いかけられ、図書カードは失くすわ生徒会室は荒らされるわ踏んだり蹴ったり。タイミングを失ってぐずぐずしている所を柏木優に一喝され、漸く本腰を入れて『安来節』に取り組み始める。図書カードは出てくるし『安来節』のビデオは借りられたし、事態は好転するかに見えたが、生徒総会当日、祐麒は学院の物置小屋から出られなくなってしまう。先に閉じ込められていた中等部の学生を壊れた屋根から送りだした後、でも救出が待てず、自力で脱出する祐麒。友人も生徒会の面々も、祐麒を信じて待ってくれていた。柏木優に至っては、「烏帽子親」として責任を取ろうとしていた。…

 表紙に祐巳ちゃんが出てくるのはお約束なのかしら。
 安来節で大喝采が来るかどうかはちょっと疑問ですが、とりあえず祐麒くんは学院のみんなに認められました。『マリみて』の文化祭で出て来た推理小説研究会の面々も登場、柏木さんが入部してたのには裏事情があったのね~。
 各登場人物のフルネームや特技も徐々に披露されています。このペースで行くと、『マリみて』の冊数を簡単に超えそうで怖いです。どこまでやるのかなぁ(笑)。