読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

彩雲国物語~白虹は天をめざす  雪乃紗衣著/由羅カイリイラスト  角川ビーンズ文庫  2007年

 『彩雲国』シリーズ14冊目、本編としては12冊目。
 長いこと友人・まいさんから借りパチ状態でした、まいさんごめんね、いつもありがとう♪
 
 劉輝は藍楸瑛を追って、十三姫や邵可を共に藍州九彩江へ。秀麗も燕青・蘇芳と藍州へ向かう。隼こと隻眼の兇手・司馬迅について調べる秀麗。どうやら迅は父親を殺し、極刑の判決を受けながらもどう言う訳か生き延びて兇手になっていたらしい。誰が彼を助けたのか、もし藍家が関わっていたなら藍家を追及する手段となる。
 劉輝を追って九彩江のある高山を登る秀麗一行。待ち構えていた司馬迅の案内を受け、秀麗は縹瑠花に捕えられる。瑠花は劉輝の、王としての覚悟を尋ね、劉輝は初めて自分自身で王位を欲する。その想いは楸瑛を劉輝の元に引き寄せる。
 一方、秀麗を救ったのは邵可だった。神体の宝鏡を割ることで、瑠花の呪縛から秀麗を解き放つ。秀麗の体には変化が起き始めていた。…

 誰かの為に王になりたいのではなく、自分の意志で王になりたい。漸く劉輝が自覚します。でも前途は多難、秀麗が貴陽を離れている間に絳攸はどうやら降格されそうです。蘇芳も一応退場、なのかな。
 劉輝の代わりと言うか、次期王候補も出て来たみたいだし。何かでも、この話もまた登場人物増えすぎて訳分からなくなって来たような…。
 とりあえず、今回の見どころは楸瑛の珠翠を目覚めさせるための一言、「あーっ!! あんなところに邵可様がっっ!!」だった気がします。…楸瑛、頑張れよ;