読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

狼と香辛料Ⅶ Side Colors  支倉凍砂著/文倉十イラスト  メディアワークス電撃文庫  2008年

 『狼と香辛料』シリーズ7作目。
 中編1本、短編2本収録。

 クラスは10歳と少し過ぎた所で、勤めていたお屋敷から追い出された。ご主人が旅先で死んだとかで、その弟と名乗る男が今までの使用人を全て解雇したのだ。わずかな食糧を持ってクラスは町を目指す。連れは敷地の外れに建てられた塔に住んでいた少女・アリエス。一身に神に祈りを捧げるアリエスは、男がどんなものか分からないほど世間に疎い。二人で海を見よう、といくつかの丘を越えた所で、ホロと名乗る少女に出会う。狼の耳と尻尾を持ったホロは、二人を追って来る者がいる、と言い出す。追手を撒く為に入った森では、主である巨大な鹿が三人を見つめていた。…:『少年と少女と白い花』

 港町パッツィオでホロの冬服を買う話:『林檎の赤、空の青』
 
 リュビンハイゲンで商売の成功を祝う宴の最中、体調を崩すホロ。ロレンスは食事だなんだと甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるが、ホロの心は今一つ晴れない。美味かった羊の乳のお粥にした所で、後ろの見え隠れするのは羊飼いのノーラの姿。しかもロレンスはその不機嫌の原因に全く気付かない。…:『狼と琥珀色の憂鬱』

 …神様は、人を騙してもいいと仰ったのかしら…?
 ホロの意地悪さは神様だし仕方ないとして、アリエスまでその企みに加担するの?? 何か疑問符湧きまくりです、こんなことされたらそれ以降、私その相手をどこか信用できなくなる気がするんだけど。
 短編二本は相変わらず、ホロとロレンスのいちゃいちゃがメインでした。…というよりホロの食い意地がメインかも(笑)。女の子らしく着る物にも拘ってるのね~。