読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

夜叉桜 あさのあつこ著 光文社 2007年

 『弥勒の月』続編。
 ネタばれあります、すみません;

 遊女が続けざまに三人殺された。三人目の被害者おいとが小間物屋・遠野屋で買った簪を挿していたことから、同心・小暮信次郎は遠野屋の主人・清之介を怪しむ。岡っ引きの伊佐治には、信次郎が清之介にそんなにも拘る理由が分からない。妻・おりんを亡くしてからも義母を慈しみ、商才を発揮し、奉公人にも慕われ、いかにも毎日を楽しむ風であった清之介は、ある夜、数人の武士に襲われる。おとなしく連れて行かれた先にいたのは、実の兄だった。
 国元での勢力争いに奔走し、かつての大らかさを失ってしまった兄。殺しを強要する父親から逃げろと言ってくれたその口で、今度は自分の為に人を殺せと言う。だが清之介は、自らの命をかけておりんが残してくれた市井の生活を守ろうと、それを断る。
 翌日、また三体の死体が上がる。遊女が二人と武士が一人。うち一人の遊女・菊乃は、信次郎が買ったことのある女だった。赤ん坊を育てながら、夫の仇を捜していると言った元武家の女。武士が戯れに遊女を斬って捨てた所で敵討ちの女に見つかって殺された、女自身も自害したと見るのが普通だが、信次郎には何かが引っかかる。遠野屋では近所のお店の若店主が集まって、見立て会を開こうとしていた。…

 ああ、これも前回の内容あまり覚えてない…;
 遊女殺しと清之介のいざこざは、一応今の段階では関係なかったんですね。清之介の兄との関係はまだ解決していない状態、と見ていいんでしょうか。続編まだ出るのかしら。
 清之介は菊乃の娘を育てることを決意。これもいずれ事件の元になるのかな。
 …覚えてられますように。…無理かなぁ;;