読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

鏡の向こうに落ちてみよう 有栖川有栖著 講談社 2008年

 有栖川有栖エッセイ集。

 自著の台湾での出版に合わせたイベントへ出席した時の出来事や本へのため書き、推薦文。アンケートや序文、見た映画や芝居、コンサートの感想、虎ファンとして阪神タイガースへの思い入れetc.
 
 有栖川さん、ちょこちょこ色んなエッセイ書いてるんですね。
 改めて思ったのは、この人の文章、本当にチャーミングだなぁと言うこと。奥様とも仲良さそうで、羨ましい限り(笑)。今では懐かしい詐欺事件「有栖川事件」での奥様の一言、「大丈夫。きちんと取り次ぐよ。『殿下に代わります』って」なんて、洒落が効いてていいなぁ(笑)。
 「少年探偵団カルタ」は確かに全部の札を見てみたいかも。有栖川さんが考えた「先生、小林君はまた休みです」とかは思わず笑ってしまいました。
 「娯楽のためのフィクションにあまり厳密さを要求するのは筋違いで」 …そうなんですけどね、でも何かスルーできる所と気になる所とが出来てしまうのは何故なんでしょう;
 総ルビは私もして欲しいなぁ。特に難しい漢字の登場人物なんかは、ページめくる度にルビ振って欲しい。
 リカちゃんファミリーの、わたる君愛読書が『カラマーゾフの兄弟』ってのには私も驚きました。…わたる君、いくつだっけ。リカちゃんの小学5年生と、きっと大して年齢違わないよね、小学生高学年で『カラマーゾフの兄弟』かあ。…私も読まなきゃ駄目かしら; でもしんどいなぁ;;(←駄目じゃん、私;)。
 タイガースファンとしての文章には、強い阪神タイガースのことを書いてる筈なのに、何故か悲哀が漂ってる気が…(笑)。今年は有栖川さん、楽しいでしょうね。私もタイガースには活躍して欲しいなぁ、狙いは勿論優勝セールです。…どうやらパソコンも買い換えなきゃいけないみたいだし;;