読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

六とん3 蘇部健一著 講談社ノベルス 2007年

 おお、何時の間にやら図書館の書棚、『六とん2』の横に並んでいるではないか!!!…ってもうええっちゅうねん;

 自分に黙って部屋を借り、女を連れ込んでいた恋人を刺し殺してしまった綿貫ほのか。目撃者はいなかったが、隣の子供が「ほのかッ、やめろ!」と言う叫び声を聞いていたらしい。子供の証言だけならまだしも、部屋のオウムも…。…:『もうひとつの証言』

 女子アナと結婚するため、二股を掛けていたもう一人の彼女を殺そうと計画したプロ野球選手・真保。試合中に「お腹の調子が悪い」とトイレに籠もった振りをしてその間に彼女の家まで往復、絞殺した。彼女の部屋の窓から見えた飛行機雲の文字が命運を分ける。…:『アリバイの死角』
   …まぁ、お下品(笑)。

 三つの番組で乙女座が一位だった日、乙女座の看護婦・前田香澄はラッキーアイテムの白ブリーフを病院の売店に買いに行く。素敵な男性と知り合い、大金持ちの患者さんから遺産を譲って貰ったが、日付が変わった途端…。…:『生涯最良の日』

 巷で話題の連続殺人事件の現場には、訳のわからないダイイング・メッセージが残されていた。曰く《ちんこ》《ちんかす》《せいし》《がまん汁》。最後の事件の被害者が「ひょほん」と言い残したことから、彼女に蝶の標本を贈った男が疑われる。…:『×××殺人事件』
   …本当、お下品(笑)。

 三人の容疑者のうち、犯人は誰か。その密室殺人のヒントは海外ドラマや日本の二時間ドラマや、『六とん3』と言う本に載っていると言う。…:『殺ったのはだれだ!?』
   …オチ読めたなぁ。面白かったけど(笑)。

 大社由香利は角膜の移植手術を受けて、再び目が見えるようになった。自分に角膜をくれた相手を探すうち、その人物が公園で殺されてしまったことを知る。彼女の恋人、売れない役者の仁村とも知り合って好意を抱く由香利。だが、夜な夜な仁村が刃物を持って自分に向かってくる夢を見る。…:『瞳の中の殺人者』

 自分があと半年の命だと知った葛西真人。小学校の時自分を酷い目にあわせた同級生に復讐しようと、相手の勤め先まで行って下剤を盛る。…:『死ぬ』

 骨髄バンクに登録したものの、いざとなると怖気づく人たちに、移植患者の性別と年齢を教える医師。だが本当は…。…:『嘘と真実』

 27歳、女優の小沢碧は舞台で失敗、夜道を車で飛ばしていた。途中轢いてしまった男は黒っぽいコートに赤いマフラー、連続殺人犯の格好によく似ている。疑心暗鬼に駆られて思わず男を殺してしまったその後、またぶつけてしまった男には右手にひっかき傷があった。…:『栄光へのステップ』

 二十年前、隣に住むお姉さん・美冬に憧れていた護。同級生がタイムマシンを開発したと聞いて被験者に立候補する。二十年前に戻り、彼女と知り合う護。だが隣の小学生は護が気に入らない様子。…:『秘めた想い』

 娘の藍香が祖父・永村教授の日記を見つけ出して来た。若い頃、訳のわからない品物が送られて来たことがあるらしい。差出人は「AKAIITO」。黒の折り畳み傘、ドラえもんの絵の入ったネクタイ、デジタルの腕時計、トランジスタ・ラジオ、指輪、外国のコイン、赤いレンズのサングラス。胡散臭いこのアイテムが、自分を幸福に導くと言う。…:『赤い糸』

 …この表紙は、びんちょうタン…? このセンス、よく分からないなぁ(笑)。
 くだらなさが2より上がりましたね、下ネタ度もアップ。いや~、くだらない(笑)。