読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

涼宮ハルヒの動揺 谷川流著 角川スニーカー文庫 2005年

 涼宮ハルヒシリーズ、第6弾。
 短編5編収録。

 『ライブアライブ』:
 文化祭当日、外来の一般客で混雑する北高の中をひやかすキョン。焼きそば屋でみくるや鶴屋さんのウェイトレス姿を満喫した後、軽音楽部のバンド演奏を楽しもうと入った講堂のステージに、出てきたのは何故か涼宮ハルヒ長門有希。後ろにベースとドラム担当の三年生女子を従えたバニーガール姿のハルヒはいつもと違う緊張した面持ちで、軽音オリジナルソングを唄い始める。…
   …これはまた、平野綾さんのための作品のような…(笑)。
   初めてハルヒが「人に感謝される」作品。ちゃんと成長していってますね(笑)。

 『朝比奈ミクルの冒険』:
 文化祭のためにハルヒが撮った映画の内容紹介。
    …有希と古泉の含みのある会話が気になる一篇。でも鍵はキョン、ってのはまぁ分かってるからなぁ。

 『ヒトメボレLOVER』:
 イブも過ぎた冬休み初め、キョンの中学時代の同級生・中河がいきなり電話を掛けてきた。キョンと一緒に歩いていた長門有希に一目惚れしたという。光り輝く彼女にふさわしい男になるべく十カ年計画を立て、それまで待っていてくれ、と有希にプロポーズする中河。とりあえずその男に会ってみると言う有希を先頭に、SOS団の面々は中河の所属するアメリカンフットボール部の練習試合を見に出かけて行く。有希が何かを呟いた時、中河は不自然に弾むボールを追いかけてタックルされ、頭を打って病院に運ばれた。
    …中河くんが行った男子校、ってどこでしょう。アメフト部があると言うと関○だろうか。
    でもあそこは山の上なんだよなぁ。

 『猫はどこに行った?』:
 大晦日鶴屋さんの別荘で、当初の目的通りミステリーゲームに興じるSOS団と鶴屋さん。雪降りしきる中、離れで刺されていた多丸圭一氏を殺した犯人は誰か。多丸氏の傍には、雄の三毛猫・シャミセンがいた。
    …う~ん、まさしく「ミステリーナイト」(笑)。これ、楽しいだろうなぁ。古泉くん、ご苦労様(笑)。

朝比奈みくるの憂鬱』:
 3学期が始まってしばらく。キョン朝比奈みくるにデートに誘われ大浮かれ。だが当日、みくるは心ここにあらずと言った雰囲気で、お茶葉を買った後、時間を気にしながら県道へ向かう。キョンはそこで、自動車事故に遭いかけた少年を助ける。後々偉大な発見をするらしい彼を救うと言う大切な役目を、何も知らされていなかった、と嘆いて自分の無力を悲しむみくる。朝比奈さん(大)のことを伝える訳にも行かず、キョンは彼女をどう慰めようか悩む。…
    …もう過去には戻っているようですね。次の巻はその話なのかな。
    お茶葉を買ったデパート、ってア○タのことでしょうか。それとも夙川のダ○エーになるのかな(笑)。

 小説の時系列も過去と未来を行ったり来たり。雑誌連載の都合もあるんでしょうが、シリーズ全部が終わったら、「完全版」とかって入学から卒業(?)まで、きちんと並んだのが出そうですね(笑)。
 やっぱりハルヒより他の登場人物の方が魅力的だわ(笑)。