読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

夏目友人帳 第4巻  緑川ゆき著  白泉社花とゆめコミックス

 変わらずまいさんにお借りしました、まいさんいつもありがとう♪

第十三話『春に溶ける』
 しばの原の石像に宿っていた妖が、夏目の作った雪兎に乗り移った。玄と名乗る妖は、昔石像が獅子の姿をしていた頃の相方、翠を探していると言う。かつて森の邪を祓っていた二体は村の不作を逆恨みした村人たちに壊された。優しかった翠は絶望し、悪霊となって村はずれの木に封じられてしまった。道路拡張のため魔封じの木は伐られ、放たれた翠は夏目を襲う。玄は翠を連れて石像に帰りたい、と夏目に願う。

第十四話『夏目、温泉へ行く』
 名取に温泉旅行に誘われた夏目。ニャンコ先生も大はしゃぎ。しかし泊まった旅館の天井からは首の無い体がぶら下がり、夏目たちの部屋には封じられた壺が…。…
 …名取も夏目も嘘を吐くことに慣れすぎて、見える相手にも平気で嘘を吐いてしまう。最初の2ページ
  が効いてますね、三つ目の大入道が伏線になってるとは思わなかった。上手いなぁ。

第十五話『桜並木の彼』
 フリーマーケットで冬の桜並木の絵を貰ってしまった夏目。その絵を慕って、妖の巳弥が居ついてくる。絵に描かれた人影・八坂との思い出を語る巳弥。絵はそのうち妖力を持ち、夏目の力を吸い取って壁に根を張るようになる。夏目を救うため、絵を焼くと言う巳弥。その前にと壁一面に満開の桜の花を描いた夜、夏目は巳弥と八坂の夢を見る。

特別編1 夏目観察帳①
 クラス親睦の勉強合宿に参加した夏目。母親を亡くしたばかりの子狐妖怪に懐かれてしまう。自分の名前まで差し出してついて来ようとする子狐に、夏目はもっと別の関係でいよう、と話す。

特別編2 夏目観察帳②
 子供の頃、妖が見えることで嘘吐き呼ばわりされていた夏目。妖は夏目に構い、突き放される。数年後、すっかり穏やかな表情になった夏目が訪れる。

特別編3 ニャンコ徒然帳
 崖下に落ちた女の子に懐かれてしまったニャンコ先生。…

 今回レイコさんは中表紙だけか。ちょっと残念。
 『春に溶ける』はやっぱり泣いてしまいましたね。だんだんレイコの友人帳ではなく夏目の友人帳の話になって来たような…。
 人のいい(?)妖の話が続いたら、今度は悪い妖の話も来る。でも基本的に暖かい話でしたね。
 CDドラマ、ニャンコ先生井上和彦さんなら(あの容姿にあの美声…?)、名取の声は森川智之さんでお願いします。…浜田賢二さんもいいかも(笑)。