読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

マリア様がみてる~妹オーディション 今野緒雪著/ひびき玲音イラスト 集英社コバルト文庫 2005年

 「マリみて」シリーズ20冊目。11月最初の月曜日から約四週間の話。ネタばれあります、すみません;

 鳥居江利子に剣道の交流試合の日に「妹を紹介する」と宣言してしまった由乃。出会いの機会を増やそうと「妹オーディション」を開こうと提案、祥子は何故か大乗り気。祐巳の参加も命令する。結果、祐巳の考えも聞き入れて、茶話会と言う名の合コンが計画される。意地を張って参加しない瞳子に、一人気を揉む乃梨子。当日、祐巳は参加者の中に内藤笙子を見つけ、蔦子との縁結びをするが、自分にはぴんと来る相手がいなかった。同じく妹を見つけられなかった由乃は、試合の日、偶然出会った少女・有馬菜々を「妹だ」と江利子に紹介してしまう。…

 「横暴ですわ、お姉さまの意地悪」のセリフに思わず苦笑。歴史はちゃんと繰り返してるし(笑)。可南子ちゃんが祐巳の妹候補から外れました。…まぁそうだね、普通に考えて瞳子の方が有力だよね。妹を躾ることで自分も成長する、普通では先輩後輩の間でのことですが、これはいい体験だよなぁ、と社会人になって苦労した私はしみじみ思ってしまいました(笑)。今回笙子ちゃん再登場。蔦子さんとの関係は普通の姉妹関係とちょっと違う気がしないでもない。しかし由乃さん、菜々ちゃん妹にしたら、相手は二年生で生徒会しょって立たなきゃいけなくなるんだけど、そこまで考えてあげて…ないだろうなぁ。