読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

フライング・ベン 1.2 手塚治虫著 集英社文庫

 小さい頃読んでとにかく泣いた覚えがあります。図書館で見つけたので懐かしくなって借りました。
 ローマ郊外カタコンベの中で、一人の男が殺される。その男は死ぬ前にそこで出会った犬に食べ物を与え、小さなノートを託していた。その犬の三匹の子はカタコンベの中の聖水を飲んだ事から、普通ではあり得ない知力と体力を持って育つ。成犬になった子犬たちは母親からノートを渡され、はるばる日本へその男の家族に会いに行く。そして男の子供・矢野タダシにベン・ウル・プチの名前を貰い、それぞれのやり方で彼に忠誠を尽くす。…
 私はどちらかと言うと犬派なんですが、ルーツはこの作品と鉄腕アトムのホットドッグ兵団にあるんじゃないかしらん(笑)。読み返してみたらメインの宝探しの冒険をすっかり忘れてたことが判りました。でもプチのエピソードだけはよく覚えてました。…この頃から女好きだったのか、私(笑)。いや、プチを陥れたキツネが憎くて; 今回改めて切なかったのはウルでした。タダシ君にどんなに嫌われようと悲しい目をしながら尽くすんだもの; プチを助けるため片足引き千切っちゃうし(←さすがにこれは覚えてた;)、人間不信になって結局ベンと対立するし;
 荒唐無稽って言えばそうなんだけど、反対に今の漫画ってリアリティに縛られて可哀想とも言えるかも。割り切って読めば今でも十分面白い漫画だと思うんだけどな。