読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

ハチミツドロップス 草野たき著 講談社 2005年

 「私」は水上果豆子・中三、ソフトボール部のキャプテン。きびしい上下関係もなく、練習せずに部室でお菓子食べてお喋りするこのクラブは、別名「ハチミツドロップス」とも呼ばれている。メンバーはクールで成績優秀な高橋、坂本龍馬好きの真樹、二年の田辺さんは生意気で、矢部さんは一人真面目に練習する可愛い後輩。「私」はこのクラブが気に入っていたが、妹・千果子を含む新一年生が大量に入部して真面目に部活を始めた辺りから、事情が変わって来た。仕方なく「私」は部を妹たちに譲りハチミツドロップスを解散、彼氏の直斗に相談に乗って貰おうとしたが、いきなり直斗に振られてしまう。「私」と友人達との関係も、微妙に崩れ始める。…
 物事と真面目に向き合うのなんか辞めようよ、いい加減に生きていこうよ、その方が周りの人も安心するしさ、みたいに振る舞っていた主人公達が、安息の場を失ってうろうろし始め、最後にはハラを括るお話。まあ、主人公にはへらへら振る舞わなきゃいけない事情もあって、それが妹を愛しく思う理由にもなるんですが。妹達がいきなりバレー部辞めてソフト部に来た理由は知りたいなあ。
 恋愛絡みのエピソードが多いです。そこから取り乱しもするし成長もする。みんないいなあ、青春してて。惚れたの晴れたの、全然関係ない学生時代を送ってたからなぁ(笑)。それはそれですごく楽しかったんですけどね。