読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

彩雲国物語~心は藍よりも深く 雪乃紗衣著/由羅カイリイラスト 角川ビーンズ文庫 2005年

 彩雲国シリーズ第七弾。
 ネタばれしてます、すみません;
 茶州千里山脈の麓で原因不明の奇病が流行る。影月は顔色を変えて事に当たり、自ら僻村へ飛んで治療に当たる。秀麗は影月の師匠、放浪の医師華眞が死ぬ前に残した膨大な医学書を手に入れ、それを切り札に全商連から茶州への医師団の派遣と学舎設立の資金援助を取り付ける。その頃茶州では、宗教集団「邪仙教」が病の原因は女が官吏になった為だ、という噂を流していた。…
 …ああ、やっぱり遠回りしすぎる会話や過剰なセリフ廻しにイラつくよう; 今回特に登場人物のしゃべり方だな。秀麗の「~しちゃいますよ」なんて言葉遣いは、私がもし実際にされたらその段階でムッと来てるな。他の皆さんも饒舌すぎて饒舌すぎて…; 死に際にあんなに喋るってのはどうよ;
 この症状は「ブラックジャック」にあったのと似てる気がする、でもあれは腹切って寄生虫取り出してたよな、と思ってたら本当に外科処置するんですね。秀麗の目指す「暴力に訴えない政治」ってのは嬉しいんだけど、折角の見せ場を文章で損してる気がして仕方がない。う゛~、勿体ない;
 …しかし、ビーンズ文庫の発行ペース、無茶苦茶早くないか? アニメ化の影響もあるかもしれないけど、これ作家さんもイラストレーターさんも大変なんでは…;