読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

世界の中心で、愛をさけぶ 片山恭一著 小学館 2001年

 松本朔太郎と広瀬亜紀は恋人同士。高校2年の夏、アキは白血病に倒れる。半年の闘病生活の後、アキは死ぬ。朔太郎はアキの両親と共にオーストラリアでアキの遺骨を撒く。…
 いわずと知れた大ベストセラー。今まで読んでなかったんですが図書館にあったので借りてみました。泣けるかなぁ、と思って。結果、私は全然泣けませんでした。「意地でも泣いてやるもんか」とかって身構えたりしませんでしたよ、私泣くの好きだから(笑)。でもね~。
 …これって、泣ける? 本当に?? …て言うか、面白い???
 まぁ、私の心が動かなかった理由の察しはつきます。主人公朔太郎が私には全然魅力的じゃなかった。授業中彼女とずっと喋り続けて後ろに立たされて、それでも喋り続けて廊下に立たされて、それでも喋り続けて職員室に呼び出される所とかちょっと理解できない。英単語クイズ(出題者が言った日本語を英語で答える何ともアカデミック(笑)なゲーム)で“妊娠”や“勃起”なんて問題を出す男の子を私は好きにはなれない。だからそんな男の子を好きな女の子にも感情移入できない。何かね、少年マンガに出てくるヒロインみたい。可愛くて人気者で、「何故かボクを好きになる(笑)」。夏、無人島で一夜過ごしたら思いっきり虫に刺されて仕様がないと思うんですが(笑)。
 ベストセラーだけあって話の内容を大体知ってた、ってのが不利に働いたのもあるのでしょうが…。 う~ん、本当に泣けた??