読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

グラーレンの逆臣 雨川恵著/桃季さえイラスト 角川ビーンズ文庫 2005年

 アダルシャン・シリーズの第三弾。
 アレクシードに地方都市グラーレンへの出兵命令が出る。幼い妻ユスティニアを王城に置いたまま、アレクシードは王都を後にする。青年貴族エリアスは道案内を申し出、アレクシードや兵達に近づく。グラーレンに着いたものの、隣国ブラウクレント選王国と争いが起きる気配は一向にない。やがて、ブラウクレントから使者が来る。それはアレクシードに謀反を示唆するものだった。…
 ほら、ちゃんとお互い話し合ってないから、こんなことになる! 何だかんだ言って、アレクシードお兄ちゃんの信頼を得てるかどうか自信持ってないじゃない。
 こういう叙事詩的ファンタジーを書くに当たって、適した文体、ってのはあると思うんですが、…この作家さん何か勿体つけすぎの傾向ある気がする; 「あれ、これどういう意味?」って思ったことが次のシーンでようやく説明される、ってのが多いんですよ;;(しかも大概登場人物が一人部屋を退出してから説明される。…遅いんだよ;) 最初、私どこか読み飛ばしたのかと思いました。あまり多用されると読みづらいんですけどねぇ、リズム悪くなるから;
 イラストがやっぱり気に入りません。…うーむ;