読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

約束のネバーランド 16~20巻 原作 白井カイウ/作画 出水ぽすか 少年ジャンプコミックス

 エマとレイが”七つの壁”を目指し飛び込んだのは、見覚えのある、でも前後左右上下ばらばらの、時間さえ安定しない世界。固定概念を越えて頂点の鬼と相対できたのはエマだけだった。エマは、その鬼と新たな約束を結ぶことに成功する。

 一方ノーマンは、ドンとギルダにソンジュとムジカの捜索を依頼する。ノーマンの真意を測りかねるドンとギルダ。ソンジュとムジカを殺そうとしているのではないかと、同行の一人アイシェを疑う。犬使いのアイシェは、鬼に育てられた過去を持ち、親代わりの鬼を殺したノーマンをこそ恨んでいた。
 安心してムジカたちと再会するギルダたち。だがムジカたちを、捜索隊をこっそりつけていたλのイレギュラーたちが襲う。だがイレギュラーたちはソンジュとの戦闘の最中に発作を起こし、そんな子供たちをムジカは治療しようとする。

 王都では、ノーマンが画策する鬼の内乱が成功しようとしていた。没落した元貴族を焚き付け同士討ちを狙い、同時に庶民鬼たちの強制野良化を進める。たった一人生き残った女王レグラヴァリマは、周囲の鬼の死体まで食らって回復しようとした結果、自分を失い自滅する。城下の混乱は、ムジカとソンジュが自分たちの血を分け与え、鬼の野良化を防ぐことで鎮めた。

 王都の警備を薄くするためノーマンが王都から誘き出した鬼の軍隊は、調停者ピーター・ラートリーに率いられ、子供たちのアジトを襲っていた。子供たちがグレイス・フィールドに移送されたと知ったエマたちは、すぐさま後を追う。ピーター・ラートリーは女王が死んだとの情報を得て、この世界を掌握を狙う。
 二転三転する攻防、王都では邪血を飲んだ鬼やソンジュ、ムジカも捕まった。だがママたちの協力も得て、エマたちはピーター・ラートリーを追い詰め、彼にさえ共に生きようと手を差し伸べる。だがピーターは自決、王都は生きていたレウウィス大公の出現と執り成しによって安定へ向かう。

 ようやく全員で人間の世界へ行く食用児たち。だが、皆の中にエマの姿はなかった。エマは一人 代償を払っていた。…

 綺麗に終わったなぁ。もう息つく暇ない展開。アニメ、どうしてこのままやらなかったんだろう。どんな大人の事情があったのやら。
 1000年前の場面では今の子供たちの先祖なんだろうな、という人物も垣間見られまて切ない。でも最初、どうやって子供産ませたんだろう、という下世話な疑問はちょっと湧きましたね(苦笑;)。
 鬼同士の確執、過去も描いてソンジュは王弟だったわレウウィスは生きてるわ、まぁびっくり。ママ・イザベラにも救いを残してあげましたね。
 人気作の連載を長く続けることに重きを置いていたジャンプでも、このストーリー重視の作品が描けたという。成熟したのね~。