読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

あなたの言葉を 辻村深月著 毎日新聞出版 2024年

「辻村さんは大人なのに、どうしてこんなにぼくたち子どもの気持ちがわかるんですか」
学校生活、出会いと別れ、読むこと、書くこと――
あの時、のみこんだひと言。いま感じている気持ち。
その言葉はいつか必ず、あなたを助けてくれる。
辻村深月が自らの体験を元にまっすぐに語りかけるエッセイ集。

 「大人になってよかった、と思うこともたくさんあります。そのひとつが、“自分の言葉”で気持ちが伝えられるようになったことです。さあ、一緒に“あなたの言葉”を探しにいきましょう。」   (本文より)
              (出版社HPより)

 辻村さんのエッセイ本。毎日小学生新聞で連載されていたものだそうです。奥付を見ると、出版一か月で3刷。…売れてるなぁ!(←そこから見るなよ;)
 う~ん、辻村さん優しい。しかも実践的。大人の一般的な意見も書いた上で、そこからの対処法を書いてある。「私も昔、子どもだったから」と言うけど、大概は蓋をしたまま忘れたりするんだよ、それを覚えてて言語化してるのが凄いんだよ。
 好きなものを素直に好きと言える能力、そう、とんがって「貶すのがかっこいい」とか思う時期もあるんだよね。それも反抗期と一緒で、通過儀礼みたいなものかも、とも思うんですが、それで傷つく人もいる訳で。
 体育は私も苦手で、そのトラウマからか、未だに団体行動が苦手です。バスケやバレーでみんなに迷惑かけた記憶、浴びた冷たい視線が忘れられず(苦笑;)、「ゲームで一緒に狩りをしよう!」とかもする気にならない。その当時に「苦手と嫌いは違う」みたいな言葉をかけて貰えてたら。…とか言いながら、その頃の自分が素直にそれを受け入れられたかは別の話(←おい;)。
 きれいごとではない本質、それも受け入れた上でのアドバイス。辻村さんならではのエッセイでした。