ネタばれあります、すみません;
4歳以下の子供たちを残し、ママの追跡を鈍らせることに成功したエマたち15人。待ち伏せされている橋を回避し、壁から崖を超えて直接 森へと逃げ込んだ。
植物まで襲ってくる原生林、だが図書館にあったミネルヴァの蔵書の冒険小説を手引書として、子供たちはピンチを切り抜ける。
知性の感じられない野生の鬼、組織立って追ってくる人間型の鬼。囮として一人別行動をとったレイは追い詰められ、寸での所で謎の人物に助けられる。同じ頃、エマたちも謎の少女に救われていた。そして、その少女たち、ムジカとソンジュも鬼だった。
様々な形態、風習を持つ鬼たち。エマたちはこの世界の成り立ち、捕食関係にあった鬼とヒトの間で、千年前に取り交わされた約束の内容を知る。鬼と人間の世界を分けたこと、鬼の世界に残された人間は鬼の食料であること。エマとレイはもう一つの、人間だけの世界を目指すという目標を得る。
そのためにもウィリアム・ミネルヴァに会わなくては。シスター・クローネからノーマンへ、さらにエマへ渡ったペンには、とある地点を示す仕掛けがあった。ムジカとソンジュに生きる術を教わりながら、エマたちは森を抜け、目指す座標に辿り着く。そこには地下シェルターがあり、一人の男が暮らしていた。
ひび割れたカップに固執し、クッキーを頬張る「オジサン」。だがその動きは俊敏で、体は引き締まっている。かつて同じ立場 食用児だったという彼は、この13年で次々と仲間を喪い、全てに絶望していた。シェルターを出て行けと言われ、エマとレイは資料室で見つけた次のポイントへ行くための護衛をオジサンに頼む。確認でき次第、子供たちを連れて出ていくからと。
新地点への旅立ち、オジサンはわざと鬼の群生地を通る。迫りくる鬼の群れを前に、エマとレイに「生きてみろ」と言い放つ。…
この「オジサン」がアニメの方ではカットされたんですよね~。この頃は漫画とアニメを同時期に終わらすのが流行ってた時期で、でもそれ、月刊誌ならまだしも週刊連載では無理だよなぁ。
差し挟まれるオフシーンのエピソードが楽しい。ママだって普段は愛情を持って接していたのね。
さて、オジサンの過去、ひび割れたティーカップの理由は次巻で明らかになるんでしょうか。続きます。