読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集 福井県立図書館 講談社 2021年

「とんでもなくクリスタル」「わたしを探さないで」
「下町のロボット」「蚊にピアス」
「おい桐島、お前部活やめるのか?」
「人生が片付くときめきの魔法」「からすのどろぼうやさん」
「ねじ曲がったクロマニョンみたいな名前の村上春樹の本」
「八月の蝉」「大木を抱きしめて」
「昔からあるハムスターみたいな本」
だいぶつじろう 池波遼太郎

利用者さんの覚え違いに爆笑し、司書さんの検索能力にリスペクト。
SNSでもバズりがとまらない!
クイズ感覚でも楽しめる、公共図書館が贈る空前絶後のエンターテイメント。
あなたはいくつ答えられる?

本の正確なタイトルは、なかなか覚えづらいもの。そしてうっかり間違って覚えたタイトルを文字通りに想像してみたら、とんでもなくシュールでおもしろすぎる事態になっていることもしばしば。
そんな図書館利用者さんの「覚え違いタイトル」の実例を集め、HPで公開しているのが、福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」。
本書は、そのなかから秀逸な「覚え違いタイトル」を厳選し、「覚え違い」を文字通りに表したイラストを添付。そしてページをめくれば「正しい書誌情報」と「司書さんによるレファレンス」が現れて……という仕掛けになっています。
読者のみなさんはきっと、利用者さんの覚え違いに爆笑し、司書さんの検索能力に驚嘆することになるでしょう。
クイズ感覚でも楽しめる、公共図書館が贈る空前絶後のエンターテイメント、ぜひご堪能ください!   (出版社HPより)

 新聞で紹介されていて、これは読んでみたいなと思っていた一冊。奥付見てみたら、発売1カ月で5刷かかってました。…凄ぇ。
 遊び紙的に挟んである貸出カードが懐かしくも可愛らしい。こっそり装幀凝ってるのが楽しいww
 面白かったんですが、予想してたよりも察しのつく間違いタイトルが多くてですね; 全然知らない作品は勿論分からないけれど、知ってる作品や有名作品なら私でも分かるかも、って思ったのが多々ありました。そういうのを意図して紹介してるのかな、とっつき易いように。
 司書さんは「これは分かりません」では済まない訳で、いや、ご苦労が偲ばれます。で、リクエストに対してのコメントが優しくも可笑しい。ノリツッコミの基本のような文章も(笑)。
 そうそう、「ウサギのできそこないが2匹でてくる絵本」で『ぐりとぐら』は出て来ないなぁ、と思いましたよ。これ、難易度の高い上級編とか知りたいなぁ。