読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

きのう何食べた? 17・18巻 よしながふみ著 講談社モーニングKC

 シロさんのご両親の、ホーム入居エピソードから始まった17巻。お隣のお子さんがすっかり大きくなってて、シロさんと一緒にびっくりしました。いい子に育ってよかったねぇ。
 「山田さんからもらっただしパック」って、一応事務所の皆さんからの贈り物なんですけどね(苦笑;)。シロさん「初釜」って単語がすんなり通じるの⁉、って一瞬驚いたんですが、そうか、お母さまお茶してたのかな。
 店長になったケンジを好物で労うシロさん、言葉にはあまり出さないけど、その愛情を、行動の端々からケンジが受け取る。佳代子さんご夫妻からの情報も含めて。そりゃお互い「めんどくさい」と思うことはあるけれど(笑)。

 18巻では、はっきりとは明言されていませんが、コロナ禍の二人の様子も描かれました。貯金の重要性だったり(よしながさん、羽海野チカさんとの対談でも お金について言及されてましたよね)、遺産の譲渡手続きだったり、金銭面のあれこれにも触れられる場面も。思わず感情的になるケンジに、いや、そうじゃないだろ、きちんとしといた方がいいことはあるんだよ、と思わずシロさん側に立っちゃうのは、私の性格もあるんでしょうね(苦笑;)。シロさんの「お前がその時 別の人間と暮らしててもいいんだよ」ってモノローグ、何と愛情深いこと。「自分が」じゃないのね。

 ダメンズ育てだったシロさん、これは同性カップルだからよりいっそうそうなのかもなぁ。男女だったら、一緒に住んでて片方が養う(特に男性が)ってパターンを、すんなり受け入れて続くこともあるような気がするし。…その場合は結婚まで行くかもだけど。

 さて、単行本追いついてしまいました。これからは続巻を待つことになります、ふぅ。