『物語』シリーズ15冊目。
ネタばれになってるかも、すみません;
第一話 おうぎフォーミュラ
10月下旬のある日。阿良々木暦は神原駿河に忍野扇を紹介された。転校してきたばかりの一年生忍野扇は校舎を調べていて、外観と図面が一致しない箇所があることに気付いたという。放課後、彼女に誘われるまま件の場所を訪れた阿良々木暦は、存在しない筈の教室に閉じ込められてしまった。そこは二年前の1年3組の教室、自主的に勉強会を開いた生徒たちにカンニング疑惑が湧きおこり、その犯人を突き止めるべく、委員長の老倉育が居残り学級会を開いた場所だった。
第二話 そだちドリル
1年の時 担任だった鉄条先生が産休に入り、入れ替わるように不登校だった老倉育が登校してきた。所がその初日、老倉はむき出しの敵意を阿良々木暦にぶつけてくる。老倉の言葉の端々から、その発端が中学一年の下駄箱にあるらしいと気付いた阿良々木は、忍野扇と共に出身中学 公立七百一中学校を訪う。そこで阿良々木は、かつて自分に数学の面白さを教えてくれた女の子の存在を思い出す。夏休み、廃屋の中で家庭教師をしてくれた女の子、ある日忽然と消えてしまった女の子のことを。阿良々木暦は彼女の発するSOSを無視してしまったことに、今更気付いてしまった。
第三話 そだちロスト
再び不登校になった老倉の家を、羽川翼と共に訪れた阿良々木暦。老倉はやはり敵意を隠そうともしない。再登校の条件として、行方不明になった自分の母親を見つけ出すよう要求してきた。かつて引きこもりだった母親が、鍵の掛かった部屋からいなくなってしまった状況を語る老倉。忍野扇と羽川翼が、真相のヒントを阿良々木に与える。…
老倉育登場。そうか、ここででしたか。名前だけは聞いていたんですよね、物語フェスのライブビューイング行った時とかに。随分エキセントリックな性格の子だったのね~。…というか、まぁ阿良々木暦の鈍さ(というのも気の毒なんだけど)故ではあるんですが。
第一話、第二話はともかく、第三話については、それは無理がないかい、って推理でしたねぇ。いや、日本の気候では臭ったり骨が残ったりするよ、気付かないなんてないよ;
羽川翼は忍野扇にかなり危機感を抱いている様子、こんなにも阿良々木君、気遣って貰って幸せ者だねぇ。最後の老倉さんからの手紙には何て書いてあったのか。
次巻に続きます。