読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

創竜伝 11 〈銀月王伝奇〉 田中芳樹著 講談社ノベルス 1997年

 シリーズ外伝。
 ネタばれになってるかも、すみません;

 国際演劇祭の準備で盛り上がる初冬の避暑地・霧立町で、数名の行方不明者が。祖父の友人が経営する「常盤舞台芸術学院」から調査を依頼されて、竜堂4兄弟は現地にのりこんだ。世界一の美女(自己申告)にして史上最強の女戦士・小早川奈津子講師も巻きこんで、兄弟はキチン質に包まれた触手に襲われる。
 19世紀末、アメリカの武器商人の手によって開拓され、戦時中はナチス支持者の別荘になっていた霧立町には、何が隠されているのか。演劇祭のスポンサーを買って出た資産家 法眼隆元の狙いは、審査委員の脚本家 忍甲子代や、始に近づいてくる美女 忍佐保子の思惑は。
 世界的ミュージカル作家サー・ナイゼル・チェンバースの最新作『銀月王』が霧立町で上演される。そのメロディが呼び起こす物の正体は。…
            (出版社紹介文に付け足しました)

 始兄さん、合コン参加したことあったんだねぇ(笑)。続の怪しげなアルバイトも発覚しました。続くん、未成年なんだけど。
 銀月王の見た目は何しろ大きなイニシャルG、しかも触手が数千本、…イヤーーーーー!!!と叫びたくなる代物で、これはもう宇宙の彼方に追い払うよりもしっかり退治してほしかった;; 
 番外編だけあっていつもの創竜伝とはちょっとテイストが違う感じ、この作品読むと、薬師寺涼子のシリーズの源流に創竜伝が位置してるんだな、と改めて思いますねぇ。『レオタード戦士ルン』も出てくるし(笑)。

 さて、確か以前読んでいたのはここまでの筈。この巻が出た時の友人との会話
友人:『創竜伝』の新刊出たよ、読んだ?
私:前も忘れてるし、次もなかなか出ないだろうし、どうしようかなぁ
友人:大丈夫、今回全然本編と関係なかった!
私:あ、じゃあ読むわ
…を思い出しました(苦笑;)。とか言いながら、振袖着たなっちゃんくらいしか記憶になかったんですが。
 次巻から初読、の筈。いよいよです。