読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

創竜伝 3 〈逆襲の四兄弟(ドラゴン)〉 田中芳樹著 講談社ノベルス 1988年

 シリーズ3巻目。

 近所の夜店を冷やかしていた四兄弟と従妹の茉理。共和学院が火事に見舞われ、どさくさに紛れて 終は狐面の人物に攫われてしまう。戦車ジャック(?)をしてまで終を追う竜堂兄弟と茉理。ヘリで筑波の大亜製薬筑波研究所に連れ去られた終は終で、逃亡を謀るが上手くは行かず、捕らわれたまま横田基地で合流、そのまま風竜に変身してしまう。暴れる終と火災を鎮めるため、始は余も変身させる。…

 初読当時、中国の歴代王朝を「もしもしカメよ」のメロディで覚える、っての、もっと早くに知ってたらなぁ…!と歯噛みしたのを思い出しました。そう、もう既に受験は終わっていた年齢だったので(苦笑;)。でも未だに歌えます。
 隣家の奥さん、のぞき見好きな花井夫人は『奥さまは魔女』のグラディスさんですね、旦那さんに相手にされない所も(笑)。
 終くんの酔っ払い描写とか、なかなか新鮮に映りました。今なら出版時「控えて下さい」とか編集さんに言われるのかな。続兄さんも未成年なんですよね、ワインがどうこうとかの記述もあるけれど。
 この巻から水地自衛官と雑種犬 松永良彦くんが登場。大君(タイクーン)もここから。でもそのさらに上、黒幕がいる訳ですね。
 次巻に続きます。