シリーズ4冊目。
第壱骨 猫はなんと言った?
鴻上百合子の叔母・椿がストーカー被害にあっているらしい。飼い猫が殺され、櫻子に相談が入った。猫には他の動物に襲われた痕跡があり、椿は元カレの飼い犬を疑うが、櫻子は歯型や爪痕に疑問を抱く。
第弐骨 私がお嫁に行く時に
語り手は鴻上百合子。生前、祖母は百合子に、祖父の描いた絵のうち一枚を「お嫁に行く時に持たせてあげる」と言っていた。それがどの絵かもうわからない。果たして、櫻子には分かるだろうか。
第参骨 蝶は十一月に消えた
磯崎先生が以前、受け持っていた生徒のうち、行方不明になってしまった女子生徒がいる。今また、彼女の友達の連絡が取れないとの連絡が入った。もう一人、仲の良かった少女と、連絡の取れない彼女には、ある一人の画家を巡って恋愛トラブルがあったらしい。少女の失踪は過去の事件との関連があるのか。…
相変わらず、美味しそうなもの満載の作品。いいなぁ、北海道(←え、そこ?・笑)
登場人物が少ない分、犯人捜しの話になると察しはついてしまいますが、そこまで辿り着くための経緯がメインですし。
画家の花房先生は後々また出てきそうな感じ、櫻子さんの弟くんの話も関わってくるんでしょうか。
次巻に続きます。