読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

読書 作家別さ行

せき越えぬ 西條奈加著 新潮社 2019年

東海道・箱根の関所には、今日も切実な事情を抱えた旅人がやって来る。西国へ帰る訳ありげな兄妹、江戸から夜逃げしてきた臨月の女、そして命を賭して一人の男にこの国の未来を託そうとする人々――黄昏を迎えた江戸の世で、若い関守の目に映る究極の人間ドラ…

ナポレオン 3 転落篇 佐藤賢一著 集英社 2019年

またたく間にヨーロッパの頂点へ上り詰めた男の栄光と凋落。稀代の英雄の一代記、ここに完結! 諸国との戦争に破竹の勢いで勝利し続け、ヨーロッパをほぼ手中に収めたナポレオン。オーストリア皇女と再婚して跡継ぎにも恵まれ、絶頂期を迎えるが、酷寒の地・…

ナポレオン 2 野望篇 佐藤賢一著 集英社 2019年

たった一人の男の野望が、ヨーロッパ全土を震撼させる。フランスの英雄から、ヨーロッパの覇者へ。歴史巨編、激動の第2巻! イタリア遠征でオーストリア軍との戦いに歴史的な勝利を収めたナポレオン。次に向かったのは、古代文明の地・エジプト。イギリスと…

ファミリーランド 澤村伊智著 早川書房 2019年

短編集。 コンピューターお義母さん 遠く関西にいる義母に、我が家は監視されている。ネットで繋がった状況から、いちいち小言を言ってくる。パート先の愚痴まで把握されるに至って、「わたし」はタブレットを置いて、義母のいる老人ホームを電撃訪問した。…

ブルボン朝 フランス王朝史3 佐藤賢一著 講談社現代新書 2019年

カペー、ヴァロワ、ブルボンと続くフランス王朝の歴史を描けるのは、この人しかいない! ブルボン朝の歴史を描く「フランス王朝史」シリーズ第3弾。ついに完結。 3つの王朝中、最も華やかな時代を描く。 長い宗教戦争の時代を克服し、ヨーロッパ最強国、そし…

ナポレオン 1 台頭篇 佐藤賢一著 集英社 2019年

道を拓け、己の力で。 貧乏貴族の息子が、一代でフランス皇帝へ。 離島出身の男が、一代でフランス皇帝へ。彼はいかにして「英雄」となったのか。フランス国民を熱狂させたカリスマの素顔とは。ナポレオン生誕250周年に、西洋歴史小説の第一人者が満を持して…

小説 ブラックジャック 瀬名秀明著/原作 手塚治虫 誠文堂新光社 2019年

手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』を、瀬名秀明が小説で蘇らせた作品。第一話 B・J vs. AI 遂に自律型AIを搭載した医療ロボット≪サージェリー・プロ≫が完成した。その開発チームの医師の言葉は、あたかもB・Jへの挑戦状だった。彼の恋人に説得され、≪サ…

予言の島 澤村伊智著 KADOKAWA 2019年

【初読はミステリ、二度目はホラー。この謎に、あなたもきっと囚われる。】「わたしは死ぬよ。言葉で。呪いで」瀬戸内海に浮かぶ霧久井島は、かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が生涯最後の予言を遺した場所だ。彼女の死から二十年後、《霊魂六つが冥…

亥子ころころ 西條奈加著 講談社 2019年

シリーズ2冊目。連作短編集。 味見してみちゃ、くれねえかい? 読んで美味しい“人情”という銘菓。 “思い”のこもった諸国の菓子が、強張った心を解きほぐす――。 親子三代で営む菓子舗を舞台に、人の温もりを紡いだ傑作時代小説! 武家出身の職人・治兵衛を主…

キノの旅ⅩⅩⅡ―the Beautiful World― 時雨沢恵一著/黒星紅白イラスト メディアワークス電撃文庫 2019年

シリーズ22冊目。ネタばれあります、すみません;「知らない話」 オーロラを見たシズの反応。 「誕生日」 誕生日を盛大に祝う習慣のある国で、キノとエルメスは誕生日を訊かれた。 「仮面の国」 あまりにも人の美醜について敏感な国に、師匠は一つアドバイス…

ドゥ・ゴール 佐藤賢一著 角川選書 2019年

二度の失脚、二度の救国――。20世紀の政治家で、彼ほどドラマチックな挿話に満ちた人物はいない。1940年のパリ陥落の際、ロンドンに逃れ自由フランス政府を設立。BBCでレジスタンスを呼びかけるが、敵国ナチスの傀儡・ヴィシー政府を率いるのは軍隊時代の上官…

隠居すごろく 西條奈加著 角川書店 2019年

巣鴨で六代続く糸問屋の嶋屋。店主の徳兵衛は、三十三年の働きに終止符を打ち、還暦を機に隠居生活に入った。人生を双六にたとえれば、隠居は「上がり」のようなもの。だがそのはずが、孫の千代太が隠居家に訪れたことで、予想外に忙しい日々が始まった! 犬…

学校では教えてくれない世界史の授業 佐藤賢一著 PHP研究所 2018年

世界史は「西世界・東世界・イスラム世界」の三世界の覇権志向で動いてきた。 世界史の情報量は膨大。教科書のようにすべての地域を余さず網羅していったら、覚えることが多すぎて、実にしんどい。では、どうするか。 あらゆる方向から見るのではなく、「1つ…

魔法を召し上がれ 瀬名秀明著 講談社 2019年

ネタばれになってるかも、すみません; 「ぼくは自分が消える前に、魔法についての話をしよう」 湾岸町のレストランで働くマジシャン・ヒカル。テーブルを巡り、料理を楽しむ客にマジックを披露している。高校時代、突然この世から消えた同級生の少女・美波…

不見(みず)の月 惑星博物館Ⅱ 菅浩江著 早川書房 2019年

連作短編集。 地球の衛星軌道上に浮かぶ巨大博物館苑――<アフロディーテ>。そこには、全世界のありとあらゆる美術品、動植物が収められている。 音楽・舞台・文芸担当の<ミューズ>、絵画・工芸担当の<アテナ>、そして、動・植物担当の<デメテル>――女…

ひとんち 澤村伊智著 光文社 2019年

短編集。 ひとんち 学生時代、バイト先で知り合って友人になった三人。何年かぶりかで再会し、近況報告した。自分は彼氏と別れて今一人、幸せな結婚生活を送っているお嬢様もいればシングルマザーになった離婚経験者もいる。それぞれが自分や結婚相手の家の…

罪の声 塩田武士著 講談社 2016年

ネタばれになってる気がします、すみません; これは、自分の声だ。 京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。テープを再生す…

永田町小町バトル 西條奈加著 実業之日本社 2019年

ネタばれというか粗筋書いてます、すみません; 保育園落ちて、仕事を辞めた。 生活も育児も八方塞がり…… こんなニッポンじゃ、子供が産めない! 「法律を変えて、予算を勝ち取る―それができるのは、国会議員だけなのよ」。 野党・民衛党から出馬し、初当選…

テンプル騎士団 佐藤賢一著 集英社新書 2018年

『スター・ウォーズ』、フリーメイソンとの関連は!? 最強・最富・最大組織の全貌を明かす! 12世紀初頭に誕生した「テンプル騎士団」は、もともとエルサレム巡礼に向かう人々の保護のために設立された。しかしその後、彼らは、軍事力、政治力、経済力すべて…

雨上がり月霞む夜 西條奈加著 中央公論新社 2018年

連作短編集。ネタばれになってる気がします、すみません; 大坂堂島の紙問屋・嶋屋を営んでいた秋成は、町一帯を襲った火事によって店を失い幼なじみの雨月が結ぶ香具波志庵に居候することに。ところがその雨月、飄々とした性格ながら妖しを引き寄せる体質で…

吉祥寺の百日恋 坂本葵著 新潮社 2014年

都会の片隅、猫たちが夜毎こんな甘やかな恋愛遊戯にひたっていたとは――。 この恋は偽り、それとも真実? ――若きシャム猫の錫乃介はその美貌ゆえに放蕩の日々。かつて道ならぬ恋にあった義姉・永遠子にけしかけられ、侯爵家の令嬢・深雪を百日で籠絡出来るかの…

女子的生活 坂木司著 新潮社 2016年

ネタばれ、ばりばりしてます、すみません; 地方から東京へ出て来て、アパレルで働くみき。ルームシェアしていた友人は恋人ができて出て行ったばかり、そこに高校時代の同級生 後藤が転がり込んできた。できれば地元の人間とは距離を置きたいのに、だってみ…

シロガラス❺ 青い目のふたご 佐藤多佳子著 偕成社 2018年

シリーズ5巻目。 ネタばれあります、すみません; 庵から見つけた古文書を、数人は自分一人では読み解けないことを悟り、郷土史研究家の柿田春子さんに依頼することに。それによると、今は禁足になっている本尊は、昔は定期的に検めるものだったらしい。子…

スウィングしなけりゃ意味がない 佐藤亜紀著 角川書店 2017年

1940年代、ナチス政権下のドイツ。 金もあるし、暇もある。 無敵の悪ガキどもが、夢中になったのは敵性音楽のジャズだった――! (帯文より) 1939年ナチス政権下のドイツ、ハンブルク。軍需会社経営者である父を持つ15歳の少年エディは享楽的な毎日を送って…

無暁の鈴 西條奈加著 光文社 2018年

武家の庶子でありながら、家族に疎まれ寒村の寺に預けられた久斎は、兄僧たちからも辛く当たられていた。そんななか、水汲みに出かける沢で出会う村の娘・しのとの時間だけが唯一の救いだったのだが……。手ひどい裏切りにあい、信じるものを見失って、久斎は…

新選組血風録 司馬遼太郎著 中央公論社 1964年

1999年改版、短編集。 油小路の決闘 新選組諸士取調役 篠原泰之進。伊藤甲子太郎と共に新選組を脱盟した。伊藤甲子太郎が暗殺された後、油小路に死体を引き取りに行き、待ち伏せしていた新選組隊士と死闘を繰り広げ、辛くも生き延びた。 芹沢鴨の暗殺 結党か…

落語家の通信簿 三遊亭円丈著 祥伝社新書 2013年

落語は、聴く側(客)と演じる側(落語家)がいて、はじめて成立する。本書は、演者である落語家の視点で落語と落語家を論評した本である。 伝説の名人から大長老、大御所、中堅、若手に上方落語家まで五三人を論評した「円丈による通信簿」だ。 落語家が高座で…

アンと青春 坂木司著 光文社 2016年

シリーズ2冊目。 果てしない未来と、果てしない不安。甘いお菓子が、必要だ。待望の続編! ある日、アンちゃんの手元に謎めいた和菓子が残された。これは、何を意味するんだろう―― 美人で頼りがいのある椿店長。「乙女」なイケメン立花さん。元ヤン人妻大学…

天才詐欺師・夏目恭輔の善行日和 里見蘭著 宝島社文庫 2018年

連作短編集。 神様のペテン師 かつて天才詐欺師としてその名を馳せた夏目は、突然目の前に現れた女子中学生・小春から、とある依頼をされる。自分がいる修道院の地主が代替わりして、立ち退きを迫られている、当座しのげるだけのお金を貸してほしいというの…

遺訓 佐藤賢一著 新潮社 2017年

『新徴組』続編、になるのかな。 命もいらず、名もいらず――西郷隆盛が、すべてを賭けてこの国に遺したかったものとは。 西南戦争前夜。沖田総司の甥で、天然理心流の遣い手である沖田芳次郎は、西郷の身を案じた旧庄内藩の家老たちから彼の護衛を命じられる…